「リカバリーウェアを着て寝たら、汗だくで夜中に目が覚めた…これって失敗?」
せっかく疲れを取りたくて買ったのに、暑くて眠れないのでは本末転倒ですよね。「自分には合わなかったのかな」と、そのままタンスにしまってしまう人もいると思います。
最初に言っておきます。寝汗や暑さの原因は、ウェアそのものより「素材」「着方」「寝室の環境」の組み合わせにあることが多いです。脱いでしまう前に、見直せるところがけっこうあります。
この記事では、リカバリーウェアで暑い・寝汗がひどいと感じたときに、どこを見直せばいいのかを順番に整理しました。夏用の選び方については別の記事でまとめているので、ここでは「今の1着で困っている人」向けの話を中心にします。

着たら汗だくで目が覚めたの。失敗だったのかしら。



原因は素材と着方、寝室の環境の組み合わせにあることが多いです。
リカバリーウェアで寝汗が増えるのはなぜ?


まずは、なぜ汗をかきやすくなるのかを知っておきましょう。
添付文書にも「発汗作用が高まる」と書かれている
意外と知られていないのですが、医薬品医療機器総合機構(PMDA)で公開されているSIXPADリカバリーウェア スリープの添付文書には、睡眠時の着用は発汗作用が高まるので、十分な水分補給を行うよう書かれています。
つまり、寝ているときに汗をかきやすくなるのは、メーカーも想定している話なんですね。
寝汗が増えたからといって、すぐに「体に合わない」と決めつけなくて大丈夫です。まずは水分補給と環境を見直してみてください。
生地が季節に合っていない
もうひとつよくあるのが、季節と生地が合っていないパターンです。
暑くなりやすい生地
- 厚手のスウェット
- 裏起毛の生地
- 長袖・長ズボン
- 起毛したニット
秋冬向けの厚手モデルを、そのまま春夏も着ていると、どうしても暑くなります。「1着で1年中いける」と思って買った人ほど、ここでつまずきやすいです。
寝室が暑い・湿度が高い
ウェアのせいだと思っていたら、実は寝室が暑かった、ということもよくあります。
リカバリーウェアは基本的に「普段のパジャマと同じように着る服」です。もともと寝苦しい部屋なら、何を着ても汗はかきます。ウェアを替える前に、部屋の温度や湿度も一度見ておくのがおすすめです。
「どんなときに汗をかくか」をメモしてみる
原因を絞り込むなら、汗をかいたときの状況をざっくりメモしておくのがおすすめです。
メモしておきたいこと
- その日の気温や部屋の暑さ
- 着ていたウェアの種類
- 重ね着していたかどうか
- お風呂から寝るまでの時間
- 汗をかいた場所(背中・首など)
「重ね着した日だけ汗だく」「背中ばかり汗をかく」など、パターンが見えてくると、どこを直せばいいかがはっきりします。背中ばかりなら寝具、全身なら部屋の温度やウェアの厚さ、というように、見直す場所の見当がつきやすくなります。
数日分たまるだけでも、意外と傾向は見えてくるものです。
脱ぐ前に見直したい着方のポイント
「暑いから脱ぐ」の前に、着方で調整できることがあります。
重ね着をやめて1枚で寝る
寒い時期の名残で、リカバリーウェアの上にパジャマを重ねていたり、下に肌着を着ていたりしませんか?
暑い時期は、リカバリーウェア1枚で寝るだけでもかなり変わります。遠赤外線タイプのウェアは素肌に着るのがすすめられていることも多いので、1枚で着るのはむしろ相性がいい着方です。
暑い時期の着方
- 重ね着をやめる
- 半袖・ハーフパンツにする
- サイズはゆとりを持たせる
- 寝る直前に着替える
半袖や上だけにして覆う面積を減らす
それでも暑いなら、覆う面積を減らすのもひとつの方法です。
長袖・長ズボンを、半袖・ハーフパンツに替える。上下セットで着ていたのを、上だけにする。こうすれば、汗をかきやすい部分の熱がこもりにくくなります。
もちろん、覆う面積が減れば、ウェアが働く範囲も狭くなります。ただ、暑くて眠れないよりはずっとマシです。快適に眠れることを優先して大丈夫です。
お風呂上がりすぐに着ない
意外と効くのが、着替えるタイミングです。
お風呂から出てすぐは、体がまだ熱を持っていて、汗も出やすい状態です。そのタイミングでリカバリーウェアを着ると、最初から汗ばんだ状態で布団に入ることになります。
お風呂上がりは、汗が引いてから着替える。これだけで寝始めの蒸れがだいぶ違います。
髪を乾かしたり、少し涼んだりしてから着替えるくらいのイメージでOKです。
寝室の環境も一緒に見直す
ウェアだけでなく、寝室の環境も寝汗に大きく関わります。
エアコンは「我慢しない」が正解
「リカバリーウェアを着ているんだから、エアコンなしでも大丈夫なはず」と考える人もいますが、これはおすすめしません。
暑い時期は、エアコンや除湿を上手に使って、寝室を快適な状態にしておくほうが眠りやすくなります。我慢して汗だくで寝るのは、体を休めるという目的から外れてしまいます。
寝室で見直したいこと
- エアコンや除湿を使う
- 風が直接当たらない向き
- 寝具の通気性
- 枕カバーやシーツの素材
寝具が熱をため込んでいないか
ウェアが薄手でも、敷きパッドや掛け布団が厚いと、背中や首まわりに熱がこもります。
夏用の敷きパッドに替える、掛け布団を薄いものにする、といった寝具の見直しも合わせて考えてみてください。特に背中の汗が気になる人は、敷きパッドの影響が大きいことがあります。
枕まわりの汗も意外と多い
頭や首まわりは、寝汗をかきやすい場所です。枕が蒸れると、首元まで汗ばんで目が覚めることもあります。
枕カバーをこまめに替える、通気性のいい枕を選ぶといった工夫も、寝汗対策としてはけっこう効きます。



部屋の環境も関係するのね。



脱いでしまう前に、見直せるところがあります。
寝汗をかいたあとのケア


汗をかくこと自体はある程度仕方ないので、かいたあとのケアも大事です。
寝る前と起きたら水分補給
先ほどの添付文書にもあったとおり、睡眠時は水分補給が大事です。
寝る前にコップ1杯の水を飲む、枕元に水を置いておく、起きたらまず水分をとる。こうした習慣をつけておくと安心です。
水分補給のタイミング
- 寝る前に少し飲む
- 夜中に起きたら飲む
- 朝起きたら飲む
汗をかいたら毎日洗う
汗をたくさんかいたウェアは、その日のうちに洗うのが基本です。
TENTIALの公式FAQでは、直接肌に触れるウェアの洗濯頻度の目安を「毎日」としています。そして、特殊繊維の効果は洗濯回数や使用頻度によって低下するものではない、とも案内しています。
- 汗をかいたまま放置
- 濡れたまま洗濯かごへ
- 毎日同じ1着で回す
汗をかいたまま放置すると、においや黄ばみの原因になります。寝汗が多い人ほど、2着で回せるようにしておくとラクです。
あわせて読みたい:リカバリーウェアの洗濯で機能を落とさないために、見直したい洗い方の基本
夜中に汗で起きたら着替えてもOK
夜中に汗びっしょりで目が覚めたら、無理にそのまま寝ないで、着替えてしまって大丈夫です。
濡れたウェアを着たままだと、今度は体が冷えて眠りにくくなります。枕元に着替えを1枚置いておくと、夜中でもサッと替えられて便利です。
夜勤明けで昼間に寝るときの暑さ対策
夜勤や交代勤務で、昼間に眠る人もいると思います。昼間は外の気温が高く、部屋も暑くなりやすいので、夜に寝るとき以上に寝汗対策が大事です。
昼間の寝室は夜より暑くなりやすい
日中は日差しで部屋の温度が上がりやすく、夜と同じ感覚で寝ると汗だくになりがちです。
昼間に寝るときの準備
- 遮光カーテンで日差しを遮る
- エアコンを先につけておく
- 薄手のウェアに着替える
- 枕元に水を置く
特に、帰宅してすぐ寝る場合は、体も部屋も熱がこもった状態です。少し部屋を冷やしてから布団に入るだけで、寝つきがだいぶ変わります。
夜勤用と夜用でウェアを分けるのもアリ
昼間に寝る日が多いなら、昼間用に薄手のウェアを1着用意するのもひとつの方法です。
夜は冷えるから長袖、昼間は暑いから半袖、というように使い分ければ、どちらの時間帯でも快適に眠りやすくなります。夜勤がある人は着る回数も多くなりがちなので、2着以上で回すことも考えておくといいと思います。
夜勤の人向けのウェア選びは、こちらの記事でまとめています。
あわせて読みたい:リカバリーウェアを夜勤看護師が選ぶポイント一覧、タイプ別に整理して比較
それでも暑いなら素材を替える
着方や環境を見直しても暑いなら、ウェアそのものを替えることを考えましょう。
薄手・吸汗速乾・メッシュ系を選ぶ
暑い時期向けには、薄手の生地や、汗を吸ってすぐ乾く素材、通気性のいいメッシュ素材などのモデルを出しているブランドもあります。
暑い時期に向く素材
- 薄手の生地
- 吸汗速乾の生地
- メッシュ素材
- 接触冷感の生地
ただし、商品によって「一般医療機器かどうか」は違います。夏用モデルを選ぶときも、商品ページで届出の有無を確認しておくと安心です。
夏用モデルの選び方は、こちらの記事でくわしくまとめています。
あわせて読みたい:リカバリーウェアの夏用は、素材で選ばず、放熱設計で選ぶと結果が変わる
汗っかきの人が選ぶときのコツ
もともと汗をかきやすい人は、素材以外にも気にしておきたいポイントがあります。
汗っかきの人のチェック項目
- 洗い替えを用意できる価格か
- 家で洗濯できるか
- 汗じみが目立ちにくい色か
- 首まわりや脇がきつくないか
特に大事なのが「家で気軽に洗えるかどうか」です。汗をかく人ほど洗濯の回数が増えるので、洗濯表示が厳しいウェアだと手間がかかります。買う前に、商品ページで洗濯方法を確認しておくと失敗しにくいです。
色も地味に大事です。明るいグレーなどは汗じみが目立ちやすいので、気になる人は濃い色を選ぶとストレスが減ります。
季節で2着を使い分ける
結局のところ、一番快適なのは季節で着るものを分ける方法です。
秋冬は厚手、春夏は薄手。こう使い分ければ、1着あたりの着用日数も減るので、結果的に長持ちします。最初は1着で始めても、暑さが気になってきたタイミングで夏用を1着足す、という買い方で十分です。
冬でも寝汗をかく人は「布団の重ねすぎ」を疑う
寝汗は夏だけの悩みではありません。冬でも、朝起きると背中がじっとり、という人もいます。
冬の寝汗でよくあるのが、暖房と厚い布団とリカバリーウェアの組み合わせで、暖かくしすぎているパターンです。寒いのが心配で重ねすぎると、寝ているあいだに体が熱くなって汗をかいてしまいます。
冬に寝汗をかくなら、ウェアを替える前に「布団や暖房が多すぎないか」を見直すのが先です。
掛け布団を1枚減らす、暖房のタイマーを使う、といった調整で解決することも多いです。冷え性が気になる人の着方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
あわせて読みたい:リカバリーウェアで冷え性を変えるなら、睡眠中の体温調整を見直してみる
汗が異常に多いときは無理をしない
最後にひとつ。ウェアや環境を見直しても、毎晩びっしょりになるほど寝汗が多い、急に寝汗が増えた、という場合は、ウェアの問題とは限りません。
体調の変化が関係していることもあるので、気になるときは無理をせず、医療機関で相談してください。
まとめ:脱ぐ前に「着方・環境・素材」を見直そう
リカバリーウェアで暑い・寝汗がひどいと感じたら、次の順番で見直してみてください。
- 重ね着をやめて1枚で寝る
- お風呂上がりは汗が引いてから着る
- エアコンや除湿を我慢しない
- 寝る前と起きたら水分補給
- それでも暑ければ薄手に替える
「暑いから合わない」と決めつけてしまうのは、ちょっともったいないです。少し着方を変えるだけで、驚くほど快適になることもあります。まずはできるところから試してみてください。



脱ぐ前に、着方と環境と素材を見直すのね。



そのとおりです。それでも暑いなら、素材を替える手もあります。
よくある質問
- リカバリーウェアを着ると寝汗が増えるのはなぜ?
-
SIXPADの添付文書には、睡眠時の着用は発汗作用が高まるので十分な水分補給をするよう書かれています。生地の厚さや寝室の温度も関係します。
- 暑いときはリカバリーウェアを脱いだほうがいい?
-
すぐに脱ぐ前に、重ね着をやめる、半袖にする、寝室をエアコンで快適にする、といった見直しを試してみてください。それでも暑ければ、薄手のモデルに替えるのがおすすめです。
- エアコンなしで寝てもいい?
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暑い時期は、エアコンや除湿を使って寝室を快適にしておくほうが眠りやすくなります。我慢して汗だくで寝る必要はありません。
- 寝汗をかいたら毎日洗ったほうがいい?
-
はい。TENTIALは、直接肌に触れるウェアの洗濯は毎日が目安と案内しています。洗濯で特殊繊維の効果が落ちることはないとしています。
- 夏用のリカバリーウェアはある?
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薄手やメッシュ、吸汗速乾など、暑い時期向けのモデルを出しているブランドもあります。一般医療機器かどうかは商品ごとに確認してください。










